
【鈴鹿】三重県鈴鹿市は20日、市内医療機関で16―18日に実施した新型コロナウイルスワクチン3回目の個別接種で、20―60代の男女10人に、保存期限が1時間半―2日超過したファイザー社製ワクチンを誤って接種したと発表した。使用したワクチンの保存期限は16日午前9時までだった。これまでに10人に健康被害は出ていない。
接種者は、市内の9人と亀山市の1人。16日に2人、17日に5人、18日に3人がそれぞれ接種を受けた。
市によると、19日に看護師が在庫チェックの際に気付いた。保存期限の確認が十分徹底されていなかったことが原因。
その後、医療機関が接種者に謝罪し、健康を確認。今後2週間の経過観察をする。
市は今月9日にも誤接種を公表しており、健康福祉部の中村昭宏部長は「短期間に誤接種が再発したことを重く受け止める。医師会と連携し一層の注意喚起をしていく」と謝罪した。