中部電力パワーグリッドが津で台風想定訓練

【発電機車から電線に電力を送る訓練をする作業員ら=津市美里町で】

【津】中部電力パワーグリッド三重支社は19、20両日、三重県津市美里町五百野にある同社中勢外線訓練所などで、台風被害を想定した災害訓練を実施した。災害時における部門間の連携強化が目的。

訓練は、鈴鹿営業所内(鈴鹿市、亀山市など)で台風による大規模な停電が発生したとの想定。県内にある8営業所の配電部門、電力センターの送電、変電部門の作業員ら、2日間で約150人が参加した。

毎年1回実施しており、新型コロナが流行して以降、報道陣に公開するのは3年ぶり。20日の訓練のみ公開した。

同日の訓練では、断線した電線の復旧や、発電機車から電線への送電、マルチコプターを用いた被害状況の確認などをした。三重支社でマルチコプターを用いた訓練を公開したのは初めて。作業員らは一つ一つ丁寧に訓練の手順などを確認していた。

断線復旧作業を監督していた上野純さん(30)は「普段一緒に訓練することのない仲間と意思疎通を図って作業に取り組むことで、早期に復旧することができた」と話した。

また「台風ではいつもより風が強く、ビニールハウスやトタン屋根などが飛来して電線が切れるなどの被害が発生している。台風が近づく前に飛来物になりそうなものは固定をお願いしたい」と呼びかけた。