島しょ国大使らが海女小屋など視察 鳥羽で離島オンライン診療も 三重

【現役海女から説明を聞く各国大使ら=志摩市のさとうみ庵で】

【志摩】太平洋島しょ国・日本地方自治体ネットワーク会議のために訪日中の各国大使らが18日、三重県志摩市志摩町越賀の海女小屋体験施設「さとうみ庵」などを視察し、現役海女との交流などを体験した。

会議に出席中のミクロネシア連邦▽サモア▽トンガ▽マーシャル諸島▽パラオ▽フィジ1―の6カ国の大使や関係者など11人が視察に参加。午前中は志摩市で海女小屋を体験し、午後は鳥羽市で離島でのオンライン診療の取り組みについて説明を受けた。

さとうみ庵では、施設を運営する志摩市観光協会の西尾新会長らが海女文化や歴史を説明。環境保護に向けて厳しい漁獲基準が設けられていることなどを紹介し、「3千年以上前からSDGs(持続可能な開発目標)を実践してきた。歴史と文化を感じながら楽しんでほしい」と歓迎した。

海女文化の説明を聞いた後、参加者らは現役海女と海女小屋でアワビや伊勢エビなどの魚介類を堪能。昨年県との友好提携25周年を迎えたパラオのピーター・アデルバイ次期大使は、「環境に優しい技術が息づいていることは興味深い。留学生の受け入れなどを通じて、今後も交流を発展させたい」と話していた。

橋爪政吉志摩市長は、「持続可能な産業を継承しているところをご理解いただけた。主要七カ国首脳会議(G7サミット)関係閣僚会合開催誘致に向けて気運醸成につながれば」と話していた。