医療や環境、スポーツで連携 志摩で太平洋島しょ国日本地方自治体会議 三重

【全体会議に出席する各自治体や島しょ国の代表者=志摩市の志摩観光ホテルで】

【志摩】第2回太平洋島しょ国・日本地方自治体ネットワーク会議が17日、三重県志摩市阿児町神明の志摩観光ホテルで開かれた。ミクロネシア連邦やサモア、マーシャル諸島など6カ国の大使や11県の代表者、外務省、JICA担当者など約50人が参加し、医療や環境、スポーツの面で連携を深めることで合意した。

同ネットワークは、国内地方自治体と太平洋島しょ国とが、地域の特色を生かして幅広い分野での国際交流を目的に平成30年に設立。3年に1度の「太平洋・島サミット」の関連行事として、自治体や各国大使らによる会議を開いており、令和3年5月からは三重県が代表を務めている。

本来は、昨年夏に志摩市内での開催が予定されていた同サミットに合わせた開催が予定されていたが、コロナ禍によりオンラインによるテレビ会議方式に変更されたことで現地開催が困難となったことなどを受け、2度の延期を経て独立した形での開催が実現した。

【連携強化に向けて握手を交わす(左から)一見知事とフリッツ特命全権大使=志摩市の志摩観光ホテルで】

人的交流と人材育成をテーマとした会議では、研修を通じた保健医療分野での取り組みや、環境、スポーツ分野を中心に面的な交流を図っていくことで合意。このほか前年度の活動報告や、新たに秋田、大分の2県をネットワークに加えることを承認した。

ミクロネシア連邦のジョン・フリッツ特命全権大使は会議後の会見で、ラグビーや野球を通じた若者の交流に期待する考えを示し、「人と人との交流が大事。三つの分野を中心に協力しながら関係を強化していきたい」と話した。

県代表として参加した一見勝之知事は、各国から観光での投資や歴史的建造物の修復などについて協力を求める意見が上がったとし、「解決しないといけない課題について協力して解決したい」と述べた。

延期を経ての開催に「リアルの重要性と意義を感じた」とし、引き続き主要7カ国首脳会議(G7サミット)関係閣僚会合開催誘致に向けて意欲を示した。

2日間の日程で、18日は志摩や鳥羽市内での大使らによる視察を予定している。