森林組合元課長に3年6月判決 詐欺と有印私文書偽造・同行使 津地裁

架空の工事代金の名目で、松阪飯南森林組合(三重県松阪市飯南町粥見)から約3220万円をだまし取ったとして、詐欺と有印私文書偽造・同行使の罪に問われた元事業部業務課課長の宮下幸久被告(54)に対し、津地裁の中村海山裁判官は11日、懲役3年6月(求刑・懲役4年6月)の判決を言い渡した。

判決理由で中村裁判官は外部との交渉を担当する唯一の職員であることを悪用し、必要書類がそろっているかのように装い、金銭を詐取したと指摘。「約6カ月の間に3回から5回にわたって現金の詐取を2度繰り返しており、偽造した文書も合計9通にのぼり、常習性は顕著」と述べた。

判決によると、宮下被告は平成29年8月から30年4月、架空工事を装って注文書などを偽造し、組合から計約2480万円をだまし取った。また、令和2年11月から3年5月、架空の下請け業者に工事を発注したように装い、請求書などを偽造し、組合から計約740万円をだまし取った。