食料提供、子ども食堂を支援 川越と四日市の建設会社 三重

【山田理事長(右)に目録を手渡す松岡社長(中央)と藤田社長=四日市市富州原町で】

一人親家庭などの子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」を支えようと、三重県川越町と四日市市の建設会社が12日、四日市子ども食堂(四日市市富州原町)に隔月で食料を届けると約束した。定期的に食料を届ける支援は珍しいといい、子ども食堂の運営者は「支援者の方々に食堂の状況を知ってもらうきっかけにもなる」と喜んでいる。

食料を提供するのは、川越町亀崎新田の松岡建設と四日市市大矢知町の丸谷建設。従業員らが2カ月に1度のペースで1年間、四日市子ども食堂に食料を届ける。品目などは子ども食堂と相談して決める。

四日市子ども食堂は、NPO「三重はぐくみサポート」の山田知美理事長が平成28年に開設。一人親家庭を中心に弁当や食料を配布し、1月当たりの利用者は延べ330人に上るという。

食料提供は両社が先月、県のSDGs推進パートナーに登録されたことがきっかけ。貧困などの解消を目標に掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に沿った取り組みを進めようと考え、山田理事長に支援を提案した。

松岡建設の松岡伸年社長と丸谷建設の藤田弘信社長が12日、山田理事長に現金20万円を含む寄付の目録を手渡した。松岡社長は〝現物支給〟の狙いを「顔が見える形での支援をしたいと考えた」と語った。

山田理事長は「これまでも寄付を頂くことはあったが、定期的に食料を届けてもらうのは初めて。支援してもらう会社の方々と交流できる機会にもなる。頂いた食料を生かして活動の幅を広げたい」と話した。

県子ども福祉部の子育て支援課は「継続的に食料を提供する支援の方法は聞いたことがなく、素晴らしいと思う」と評価。「子ども食堂への支援が県全域に広がるように取り組みたい」としている。