三重交通グループホールディングスは11日、令和4年3月期連結決算を発表した。売上高は843億5100万円(前期比3・9%増)、営業利益は29億9600万円(同642・2%増)、経常利益が41億8千万円(同109・7%増)、純利益は22億1千万円となった。前期と比べ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が緩和されて運輸、レジャー・サービスなどで増収に転じたほか、グループ各社が費用削減に取り組み、黒字に回復した。
令和5年3月期の業績予想は売上高が前期比9・1%増の920億円、営業利益は同60・2%増の48億円、経常利益が同10%増の46億円、純利益は同35・7%増の30億円を予想している。緊急事態宣言などの行動制限を想定せず、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだレジャー需要や個人消費の回復を見込んでいる。