【津】4月1日付で日本たばこ産業(JT)三重支社長に就任した三浦雄一郎氏(51)が10日、津市本町の伊勢新聞社を新任あいさつに訪れ「今まで以上に地域に貢献していきたい」と抱負を述べた。
三浦氏は同支社地域担当部長の新浪啓隆氏(51)と共に来社し小林千三社長と歓談。本年度から各都道府県単位に支社を置く新体制になったとして「従来から取り組んできた『ひろえば街が好きになる運動』やSDGs貢献プロジェクトなどをこれまで以上に地域に根差した活動に発展させたい」と語った。
小林社長は解剖学者の養老孟司さんが喫煙の発がん性を疑問視していることに触れ「JTさんには強力な助っ人なのでは」と質問。三浦氏は「肯定的な意見はありがたいが我々は受動喫煙を阻止する活動の賛同派。健康増進法を世に知らしめていくことがたばこメーカーとしての責務」と応え、喫煙環境の適切な整備やリスク低減製品としての加熱式たばこの推奨など、重点を置く取り組みを挙げた。
三浦氏は平成6年日本たばこ産業入社。東海支社四日市支店長、大阪支社大阪第二支店長を経て現職。