誓子と伊勢神宮の関わり紹介 おかげ横丁俳句館で特別展 三重

【誓子が着用した法被や写真、俳句作品などが並ぶ会場=伊勢市のおかげ横丁山口誓子俳句館で】

【伊勢】昭和を代表する俳人、山口誓子(1901―94年)と伊勢神宮との関わりを紹介する特別展「神宮と山口誓子」が、三重県伊勢市のおかげ横丁山口誓子俳句館で開かれている。22日まで。入館無料。

誓子は、昭和17年に初めて神宮を参拝し、戦後初めて行われた同28年の第59回式年遷宮に奉仕者として携わった。昭和30年代後半からは毎年のように伊勢志摩地域で年を越し、神宮を参拝。遷宮関連行事の「御木曳」や「お白石持」といった民族行事などにも参加し、神宮を崇敬したという。

特別展では、誓子が式年遷宮と諸行事で着用した白い装束や法被、当時の写真など同館や神戸大学所蔵の約45点を展示。行事に参加した際に詠んだ句や直筆の軸なども紹介している。

例年、誓子の命日に合わせた3月ごろに特別展を企画しているが、今回は新型コロナの影響で延期されていた。同館のおかみ濱口弘美さんは「俳句になじみがない人にも楽しんでもらえるよう、衣装や写真、神宮行事も紹介しながら展示した。神宮の風景と誓子の句を、目と心で感じてもらえたら」と話していた。