4人に期限切れワクチン接種 鈴鹿市、希釈ミスも 三重

【コロナワクチンの誤接種で謝罪する市職員=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は9日、市内医療機関で6日に実施した新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、市内在住の12―50歳の4人に、期限切れのファイザー社製ワクチンを誤った希釈量で接種したと発表した。希釈後6時間以内の使用が決まっている。現在のところ4人の健康被害はない。

接種者は12歳、13歳、44歳の女性3人と50歳の男性1人。

市によると、医療機関が前日午前に使用したワクチンの残量を午後に使用見込みで保管。翌日、期限切れに気付かず使用した。前日、生理食塩液で希釈したワクチンをさらに希釈したため、規定の接種量の4分の1の濃度で4人に接種した。

ワクチンを希釈済みが分かる状態で保管していなかったことが原因。

同日、看護師が保管用冷蔵庫に未使用のワクチンが残っていることに気付き、誤接種が発覚した。

その後、医療機関が接種者や保護者に謝罪し、健康を確認。今後2週間、経過観察をする。

市健康福祉部の中村昭宏部長は「保管方法の徹底と、適正な接種に努める」と謝罪した。再発防止に向け、国への報告や市ホームページで公表するとともに、市内のワクチン接種医療機関と情報共有する。