井村屋グループ、最高益の見通し 3月期の連結業績予想を上方修正

井村屋グループは9日、22年3月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は21年5月に公表した前回予想から2・8%増の421億5100万円、営業利益は同45・6%増の17億400万円、経常利益は同62・1%増の20億7500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同79・6%増の14億7300万円となり、いずれも前回予想から上方修正し、過去最高益を更新する見通しとなった。

業績予想の修正について、同社では冷菓の主力商品「あずきバー」シリーズが年間売り上げ本数3億本を達成するなど売上高が計画を上回る見込みとなったほか、利益面では主原料の小豆価格の安定やコスト削減などで利益改善が図られ、グループ全体の利益率が計画以上に向上したことなどを挙げている。