四日市萬古の父 山中忠左衛門展始まる

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】明治から昭和にかけて、萬古焼が三重県四日市の地場産業として広まり、一大窯業地となった流れを知ってもらおうと、市文化まちづくり財団による企画展「四日市萬古の父~山中忠左衛門の夢」が30日、同市安島の市文化会館常設展示室で始まった。入場料一般110円、中学生以下無料。6月5日まで。月曜は休み(第2月曜は開館)。

四日市萬古の父と呼ばれる山中忠左衛門(1821―78年)と2代目忠左衛門、小川半助や中山孫七、伊藤豊助ら関わりの深かった名工らの作品21点(いずれも市立博物館所蔵品)を展示している。

忠左衛門が興した山忠窯製の口径、高さ約30センチの「花鳥盛絵水甕」や外国人向けに制作した「練込蓮形鶴絵コーヒーカップ」、2代目忠左衛門の「芭蕉形皿」、小川半助作「手捻狸摘土瓶」、森有節作「木型造菊花文急須」など、貴重な作品が並ぶ。

同市南いかるが町の伊藤和子さん(73)は「美しいデザインも繊細な盛絵も、100年以上前の作品とは思えないほど。感動しました」と話していた。