皇學館大創立140周年に彬子さまがお祝い、記念式典

【創立140周年へのお祝いの言葉を述べる彬子さま=伊勢市の皇學館大学で】

【伊勢】三重県伊勢市神田久志本町の皇學館大学で30日、創立140周年と再興60周年を記念した式典があり、三笠宮家の彬子さまがお祝いの言葉を述べられた。

同大は明治15(1882)年4月、当時の神宮祭主久邇宮朝彦親王からの令達を受け、伊勢神宮内宮敷地内の旧林崎文庫(宇治今在家町)に開設。戦後の昭和21(1946)年3月、GHQによる神道指令を受け一時は廃校となるも、有志らの活動により同37(1962)年4月、現在の地に再興した。

彬子さまは、後世に日本の伝統文化を伝える「心游舎(しんゆうしゃ)」の活動を縁に、前回の創立130周年記念式典に続いて出席。講堂でのあいさつの後、敷地内の記念館前で自身の名がついた「彬姫桜(あきひめざくら)」の苗木の記念植樹に立ち会った。

彬子さまはお祝いのあいさつで、活動を通じた学生との交流にふれながら、「あらためて建学の精神に思いを致し、我が国の文明の発展のためにお一人お一人が力を尽くしていただくことを祈る」と呼びかけた。

式典には、小松揮世久大宮司や鷹司尚武神社本庁統理、廣田恵子副知事、鈴木健一伊勢市長ら来賓はじめ学校や神社関係者ら約400人が出席した。

河野訓学長は建学の精神の元となった賀陽宮邦憲王の令旨を奉読し、「歴史と伝統の教育研究を充実させ、教育界、神社界、企業や自治体など社会に貢献でき、地域の未来を切り開くことができる人材の育成に努めたい」と式辞を述べた。