風力発電反対署名1万6千筆 中間集計発表 松阪・飯高町に計画

【風力発電反対署名の中間集計を発表する成岡委員長(後列左)=松阪市役所で】

【松阪】松阪市飯高町に計画する国内最大級の陸上風力発電施設「(仮称)三重松阪蓮(はちす)ウィンドファーム発電所」に反対する住民団体は26日、反対署名が1万6223筆集まったと中間集計を発表した。目標は3万筆。5月15日に締め切り、同市長と知事へ提出する。

署名集めは、計画に反対する地元の波瀬、森、川俣の住民自治協議会から付託を受けた「まつさか香肌峡環境対策委員会」(成岡篤史委員長)が昨年末から実施している。

事業は「リニューアブル・ジャパン」(東京都港区)を母体とする合同会社が主体。高さ183メートルの風力発電機を最大60基建設し、出力25万キロワットを見込む。日本最大のウィンドファームつがる(青森県つがる市)の38基、12万キロワットの2倍となる。事業想定区域は室生赤目青山国定公園と香肌峡、奥伊勢宮川峡両県立自然公園に指定されている。

署名集めは飯高町を重点に取り組み、隣の飯南町はじめ松阪市内各所で署名用紙をポスティングしている。

成岡委員長は「飯南では、10年前からいろいろ風力発電の建設計画があって、他の所を見学に行ったり、反対署名を集めたり、大変だったと住民から聞いた」と話した。

会員たちは「やりたい活動ではないが、子どものために今、活動して止めてあげなければ」と述べ、「切手を貼ってまで署名用紙を返していただいている」と手応えを示した。