鳥羽で遊覧船の安全点検と指導 北海道の事故受け 海保など

【遊覧船内で安全設備の設置状況などを点検する職員ら=鳥羽市の鳥羽マリンターミナルで】

【鳥羽】北海道の知床半島沖で乗客26人を乗せた観光船が遭難した事故を受けて、鳥羽海保と中部運輸支局鳥羽海事事務所、三重県警水上警察隊は26日、鳥羽市鳥羽1丁目の鳥羽マリンターミナルで3者合同による事業者への臨時の安全点検と指導を実施した。

この日は同ターミナル内に事業所を置き、鳥羽湾や賢島で遊覧船を展開する志摩マリンレジャーに対して点検を実施。各担当職員ら8人が事務所に立ち入り、同社の安全管理規定や悪天候時など運航中止基準の順守状況などを確認した。

続いて、同社が運航する遊覧船「竜宮城」(定員360人)に乗り込み、救命胴衣などの安全設備の設置状況や、災害や事故など緊急時の連絡、指示体制の状況などを点検した。

鳥羽海事事務所の岩崎雅樹所長は「基準以上の安全体制を確認できた。今後も安全運航に努めて欲しい」と講評。出航前後の安全担保や気象・海象状況の確認状況について重点的に調査したとし、「各事業者安全策を考えていると思うが気の緩みがないよう再確認をお願いしたい」と話した。

春の大型連休を控え、点検に立ち会った同社の矢尾弘社長は「事故は他人事ではない。たくさんの人に利用してもらえるように今後も事故防止を徹底していきたい」と話していた。