学生寮でクラスター 新型コロナ、県内299人感染

三重県は25日、未就学児から90代以上までの男女299人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の学生寮で109人の感染が判明し、県はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

県によると、この寮では今月16日から21日にかけて、中1から高3までの生徒101人と、寮で宿直などをしていた教職員ら8人の感染を確認。3つある寮の全てで感染者が判明している。

県は食堂や風呂、大部屋などの共有ペースで感染が広がったとみている。この学校は18日から休校しており、連休後の5月9日から再開する予定。感染が判明した生徒らは寮で療養している。

一方、この学校では寮生活をしていない生徒や教職員ら4人の感染も判明しているという。県は「感染状況を考慮してクラスターは寮で発生した」として、これらの感染者をクラスターには含めていない。

県が認定したクラスターの感染者数としては、昨年1月に発生した医療機関の96人を上回り、過去最多となった。県は「誹謗中傷を招く恐れがある」などとして、校名や所在地を公表していない。

新規感染者が300人を下回るのは34日ぶり。前週の同じ曜日から36人減少し、12日連続で前週の同じ曜日を下回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は186・19人となっている。

25日現在の病床使用率は21・4%で、前日から1・6ポイントの上昇。入院中の感染者は前日比8人増の108人、宿泊療養者は3人増の89人、自宅療養者は203人減の4091人となった。

新規感染者は四日市市で79人、津市で57人、鈴鹿市で32人、伊賀市で29人、伊勢市で24人、松阪市で17人、亀山市で12人、名張市で11人、桑名市と菰野町で9人ずつ、明和町と志摩市で5人ずつ、玉城町で4人、いなべ市と多気町で2人ずつ、東員町と朝日町で1人ずつ。このうち134人の感染経路が分かっていない。県内の感染者は延べ6万9278人となった。