
【松阪】三重県松阪市山室町で5月2日にオープンする花の丘病院透析センターの内覧会が23、24日にあった。
同センターは延べ床面積1580平方メートルの2階建て。施設内は感染症対策として十分な間隔を空けた上で最大42床の透析ベッドが配置でき、内2床は個室となっている。
最新設備による透析治療を可能としているほか、栄養指導や専門医による血糖管理、筋力低下に対する運動療法など合併症の予防や患者のQOL向上にも取り組む。
急性期病院が入院に特化し、外来扱いとなる透析治療に要する病床が縮小する流れの中、同センター設立による患者受け入れに期待が集まる。
同院の松本和隆副院長は「透析患者さんの求めるニーズに応じて、職員一同安心安全な治療を提供していきたい」と話した。