免許返納後の移動手段に ホンダカーズ三重が「WHILL」販売

【WHILLに乗って段差を乗り越える実演をする磯田社長=松阪市大塚町のホンダカーズ三重本社で】

【松阪】ホンダカーズ三重(磯田雅伸社長)は23日、WHILL社(東京都品川区)が開発した免許不要の近距離移動手段「WHILL」の販売を始める。高齢に伴い自動車運転免許証を返納した後の利用を呼びかけている。自動車販売店での取り扱いは県内初となる。

電動四輪のWHILLは歩行者扱いで歩道を走行。前輪に組み込んだローラーを回して車体を左右に回転でき小回りが効く。高さ5センチの段差を乗り越える。分解して自動車に積み込める。長時間歩くスーパーや美術館など屋内で性能を発揮するという。価格は47万3千円。折り畳める軽量タイプは26万8千円。

同社は創業10年のベンチャー企業。WHILLの全国販売網は昨年2月の9社、約百店舗から、今年4月には70社、約700店舗へ拡大した。購入の3分の1が家族から利用者本人への贈り物という。

志摩市の志摩スペイン村や長崎県佐世保市のハウステンボス、滋賀県の大津駅観光案内所でも活用されている。

22日に松阪市大塚町のホンダカーズ三重本社でメディア向け発表会を開き、小回りや走破性、乗り心地、デザインをPRした。

磯田社長は「免許返納は非常に大きな決断。移動する自由は非常に重要。生活のパターンを変える代替え手段として提案したい」とアピールした。

同社24店舗で扱う。一日2千円でレンタルも開始する。