大型連休の移動自粛なし 東海3県知事、マスク会食など感染対策呼び掛け

【テレビ会議で感染状況を報告する一見知事=県庁で】

東海3県の知事は22日のテレビ会議で、新型コロナウイルスの感染状況を共有した。人の動きが増える5月の大型連休を前に、マスク会食や事前のPCR検査などの対策を呼びかける共同メッセージを発出した。3県をまたぐ移動の自粛は盛り込まず、3年ぶりに公的な行動規制のない5月の大型連休となる。

共同メッセージは「新規陽性者数は高止まり。友人や親戚に会う機会が増える大型連休を迎える」とし、マスク会食の徹底や感染リスクが高い行動の回避などを要請。ワクチンの追加接種も呼びかけた。

一方、3県は感染拡大以降、5月の大型連休は県境をまたぐ移動を控えるよう各県の県民に呼びかけていたが、今回は「コロナとの戦い方を十分に分かってもらっている」(一見勝之知事)として見送った。

一見三重県知事は会議で「新規感染者は9日連続で前週の同じ曜日を下回ったが、予断を許さない」と報告。感染者は第5波に比べて学校や福祉施設、高齢者施設の割合が多いとする第6波の分析結果を紹介した。

古田肇岐阜県知事は感染状況について「第7波の入り口に立っている」とし、大村秀章愛知県知事は「2年前も昨年も連休の後に感染者が増えた。共同メッセージを多くの人に呼びかけたい」と述べた。

また、古田知事はウイルスがオミクロン株の派生型に置き換わっていることへの危機感を示し、一見知事は「置き換わるだけ感染力が強くなっているとの話もあり、気をつけなければならない」と応えた。

一見知事は会議後の取材に「感染者が高止まりの状況でゴールデンウィークを迎える」とした上で「感染状況や病床使用率によっては、大型連休中に再び県民に対策を呼びかけることもある」と述べた。