
三重県内を訪問中の秋篠宮ご夫妻は21日、秋篠宮さまが皇位継承順位一位の皇嗣となったことを内外に示す「立皇嗣の礼」を終えたことを報告するため、伊勢神宮を参拝された。外宮、内宮の順に参拝。同日午後に奈良県へと出発した。
ご夫妻は21日午前8時半すぎ、宿泊先の内宮行在所を出発。同9時ごろ外宮に到着して参拝後、再び内宮に移動して参拝した。外宮と内宮では、それぞれ一見勝之知事ら約140人の関係者が出迎えた。
秋篠宮さまはモーニング姿でトップハットを手に、紀子さまは白のロングドレス姿で参拝。外宮と内宮では、それぞれ参道をゆっくり歩いて正宮へと向かい、瑞垣南御門前で玉串をささげて拝礼した。

外宮参拝後に降り始めた雨も内宮参拝の直前にはやみ、ご夫妻は傘を差さずに参道を歩いた。ご夫妻が正宮の門や仮設の手水舎などを通る際は、禰宜らが傘を差し出して屋根から落ちる雨水を防いだ。
県によると、秋篠宮さまの伊勢神宮参拝は平成30年4月以来で16回目。立皇嗣の礼は令和二年11月に終えていたが、伊勢神宮などの参拝は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた。
ご夫妻は22日、奈良県橿原市の神武天皇陵や京都市の明治天皇陵などを参拝する予定。伊勢神宮の各別宮や摂社、末社などでは27日まで、秋篠宮ご夫妻の参拝を奉告する臨時祭が開かれる。