伊勢志摩で映画「法定相続人」撮影進む 真珠養殖業者ら協力

【志摩市で撮影された真珠養殖場や挿核作業のシーン(映画「法定相続人」製作実行委員会提供)】

【伊勢・志摩】三重県の伊勢志摩を舞台に物語が展開する映画「法定相続人(仮)~人生でいちばん影響を受けた本、それは銀行の預金通帳である~」の撮影が順調に進んでいる。

同映画は、伊勢志摩で真珠養殖を営む家族に起こった相続劇を事実とファンタジーを交えながら、笑いあり涙ありの社会派ハートフルコメディーとして仕上げ、「人の幸せの在り方」を鋭く、コミカルに問いかけるという。映画「海難1890」や「天外者」を手がけた田中光敏さんが監督を務める。

来年の公開を目指し、3月27日から約1カ月間、志摩市を中心に伊勢市などで撮影を進めている。志摩市では真珠養殖の作業小屋や真珠いかだを使い、地元の養殖業者が母貝の提供や挿核作業で出演。海女が海に潜るシーンでは地元の現役海女が監修に加わるなど、市民らが全面的に協力しているという。

16日には、伊勢市のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で撮影現場見学ツアーを開催。映画を盛り上げ支援するサポーターやエキストラの登録者に撮影現場を見てもらおうと、映画「法定相続人」製作実行委員会らがツアーを企画した。

当日は約100人が参加。午前と午後の2部に分かれてリハーサルや本番の撮影の様子を見守った。参加者には記念品として映画オリジナルのタンブラーが贈られた。

同実行委員会プロデューサーの宝門誠さんは「伊勢志摩地域を元気にしたいという思いの集約がこのプロジェクトなので映画作りを通してこの思いに賛同してもらい、地域全体が盛り上がれば。今までにない市民映画を作りたい」と話した。