美杉の風景、水彩画で 津で故岸川さん回顧展

【岸川さんの水彩画を紹介する娘の植地さん=津市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で】

【津】三重県津市美杉町を拠点に制作し、令和2年10月に亡くなった岸川昭宏さん=享年78=の回顧展が、同市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で開かれている。美杉の風景を描いた水彩画を中心に13点を展示している。28日まで。日曜定休。

岸川さんは佐賀県出身。佐賀大で美術を学んだ後名古屋市の会社で勤務し、55歳で早期退職して家族で美杉町に移り住んだ。地元の絵画グループ一洋会に所属し、同町の自然を描きながら公民館などで指導した。

回顧展は娘の植地珠子さん(46)=同町=が企画。緑深い木々に囲まれた清流、重ねた色で表現した水面(みなも)のきらめき、病床で描いた木に止まるセミなどがある。

植地さんは「父は自然が好きで水の動きや川の透明感を追求していた。人生をかけて絵に取り組んだ父の作品をいろんな人に見てもらいたい」と話した。