ギャラリーのある茶室オープン 津の幸町に「洛庵」 三重

【洛庵に設けた茶室=津市幸町で】

【津】ギャラリーのある茶室「洛庵」が今月、三重県津市幸町にオープンした。収集家の小笠原弘さん(74)と茶道家の尚美さん(65)夫妻が「いつか造りたい」と夢に描いた庵。まちかど博物館として予約制で見学を受け入れるほか、現在オープン記念の特別展として「萬古焼 森有節の作品と郷土の焼き物展」を前後期に分け開催している。前期は17日まで。後期は28日―5月8日まで。入館無料。

弘さんは20歳代から萬古焼に引かれ、これまでに江戸末期から現代まで約500点を収集。尚美さんは20歳から表千家の茶道を続けている。長年の夢だったギャラリーのある茶室を昨秋新築し、当初は知人のみを招いていたがより多くの人が楽しめるようまちかど博物館に登録した。

【「日本文化の良さを知って」と話す小笠原弘さん(右)尚美さん夫妻=津市幸町の洛庵で】

木造平屋に寄付(よりつき)、茶室、水屋を備える。寄付の壁面2面に設けた展示空間に、現在は萬古焼中興の祖とされる森有節の急須や茶道具など約50点を展示。今後テーマを変え企画展を開く。茶室や水屋の見学もでき茶道体験など要望に応じていく予定という。

小笠原夫妻は「お茶の世界には日本の文化が集約しており、残したい思いがある。気軽に楽しみゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と話している。問い合わせは小笠原さん=電話090(2263)3940=へ。
【洛庵に設けた茶室=津市幸町で】
【「日本文化の良さを知って」と話す小笠原弘さん(右)尚美さん夫妻=津市幸町の洛庵で】