津の嘱託殺人、被告認める 津地裁初公判

三重県津市青葉台二丁目の住宅で2月、この家に住む無職西トモ子さん=当時(46)=に頼まれ首を絞めて殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた弟の無職小坂逸朗被告(38)=東京都大田区西糀谷=の初公判が15日、津地裁(四宮知彦裁判官)であった。小坂被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は懲役五年を求刑し、即日結審した。判決は27日。

検察側は冒頭陳述で、小坂被告は西さんの首にタオルを巻いて絞めつけたところ、いったんは首を絞めることを中断したが、西さんから「早くして」などと言われたため、再び首にタオルを巻いて約50分間にわたり絞めつけて殺害したなどと指摘した。

被告人質問では「自殺をしようとしたが、死ねないと分かったため自首した。(西さんに対して)申し訳ないことをしたと思っている」と話した。

検察側は論告で「被害者からの嘱託があったとはいえ、再度、被害者の首を絞めて殺害しており、犯行は強固な犯意に基づく」と指摘した。

弁護側は「被害者がタオルを用意し再度首を絞めるように言い、被害者が積極的に主導した」などとして、執行猶予付きの判決を求めた。

起訴状などによると、2月14日、津市内の住宅で西さんの嘱託を受け、首をタオルで絞めつけて窒息死させたとされる。