地震発生時の教室を再現 三重県教委、動画を作成

【定例記者会見で、地震発生時の教室を再現した動画を紹介する木平教育長=県庁で】

木平芳定県教育長は15日の定例記者会見で、大規模地震発生時の教室や通学路などの状況を再現した動画を作成したと発表した。全ての児童生徒の学習端末に配信し、防災の学習に活用する。

動画は震度6強の地震が発生した際の教室▽校庭▽外出先▽通学路▽自宅―を再現し、それぞれ1分30秒間。端末を動かすと、家具が倒れたり、ブロック塀が崩れたりする様子を全方位で視聴できる。

新型コロナウイルスの感染防止対策として「密」の回避が求められ、従来通りの訓練ができなくなっていることを受けて作成。子どもたちが地震発生時の行動を話し合う際の参考にしてもらう。

防災学習用のポータルサイト「学校防災みえ」からも視聴できる。制作費はポータルサイトのリニューアル費を含めて1765万円。企画提案コンペで選んだ凸版印刷(本社・東京都)に委託した。

木平教育長は「南海トラフ地震の発生が懸念される中、端末で地震を疑似体験し、子どもたちに命を守る方法を話し合ってもらいたい。授業や家庭などで動画を有効に活用していく」と述べた。