児童施設で横領罪認める 元職員の男、津地裁

社会福祉法人「天理」(天理市)の口座から現金を着服したとして、業務上横領の罪に問われた同法人の元職員飯降洋被告(47)=同市武蔵町=の初公判が14日、津地裁(四宮知彦裁判官)であった。飯降被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。

起訴状などによると、飯降被告は同法人が運営する児童養護施設「天理教三重互助園」(伊勢市倭町)の出納職員として、経理事務などの業務に当たっていたが、令和2年8月20日から11月24日までの間、34回にわたり、同法人の口座から現金計約562万円を着服したとされる。

検察側は冒頭陳述で、自身の給与を競馬に使って生活費に困窮するようになり、口座から現金を引き出して生活費などに充てるようになったとし、次第に競馬に使うことを繰り返すようになったと指摘した。

関係者によると、飯降被告は平成27年7月から令和2年12月の間、同法人の口座から約1億3千万円を引き出し、競馬などに充てていたという。

飯降被告は昨年1月30日付で懲戒解雇された。