県債の返済が遅延 事務処理ミス、延滞利息が発生 三重県

三重県は14日、一部の債権者に対する県債の返済が期日より1日遅れたと発表した。財政課の事務処理ミスが原因。債権者に約6万円の延滞利息を支払う。同課では県税収入の翌年度繰り越しを失念するミスをしたばかり。「チェック体制の強化など、再発防止に努める」としている。

県によると、返済が遅れたのは、先月31日付で15者に返済する予定だった約454億円の償還金の一部。このうち一者に支払った償還金が約1億7986万円不足していた。

31日午後、この一者から県に「振り込まれた償還金が不足している」との問い合わせがあって発覚。既に金融機関の取引時間が終了していたため、不足分の振り込みが翌日の4月1日に遅れた。

財政課の担当者が31日付で償還金を振り込む債権者の一覧を作成した際、債権管理のシステムから抽出した金額の集計を誤ったことが原因。出納局は誤った一覧に基づいて償還金を振り込んだ。

県は県債借り入れの契約に基づき、年利15%の1日分に当たる6万4211円の延滞利息を19日付で債権者に支払う予定。延滞利息は借金の返済に充てる公債費を流用して賄うという。

財政課は「県の財政運営に対する信頼を損なったことや、県民の負担で延滞利息を支払うことを申し訳なく思う」と陳謝。再発防止策に、複数の職員による確認の徹底やシステムの改修を挙げている。

一方、同課では昨年11月、県税収入の一部を翌年度会計に繰り越す手続きを失念した問題が判明。同課は「事務処理ミスが相次いでいることに対し、気を引き締めなければならない」としている。