関宿で映画「豊宇兄弟」撮影 亀山市フィルムコミッションが協力

【江戸時代の設定で映画を撮る演者とスタッフら=亀山市関町の旅人宿「石垣屋」で】

【亀山】三重県亀山市観光協会の「亀山市フィルムコミッション」の協力を得て、大阪市北区の映画製作会社「椛屋」(上木椛社長)は11日から、亀山市関町の重要伝統的建造物群保存地区「関宿」で、キャスト、スタッフ総勢約50人が同市内に泊まり込み、映画の撮影をしている。26日まで撮影する。

同コミッションは平成30年に発足。市の知名度向上と地域経済の活性化に向け、市民と諸団体が連携し、国内外の映画やテレビドラマ、旅番組などの撮影、取材に対し、窓口を一本化してロケーションに協力。これまで、NHK大河ドラマ「功名が辻」やテレビドラマ「リーダーズ2」など約21作品の撮影が市内各地で行われた。

映画「豊宇兄弟」は、江戸時代に口入れ屋(職業あっせん業)「豊宇屋」を切り盛りする兄弟が、あることをきっかけに不老不死となり、時代を越えて職業をあっせんしていく物語。江戸時代から令和まで各時代別にオムニバス形式で全編約120分。関宿街道沿いの旅人宿「石垣屋」や「関宿旅籠玉屋歴史資料館」のほか、「関の山車会館」などで撮影。

脚本、監督を手掛ける上木社長(28)は「偶然、江戸時代からの古民家がいまも残る『関宿』を知り、町並みを歩くうち、映画への構想が浮かんだ」とし、「関宿の皆さんの協力に感謝しています。三重県内でも上映したい」と話していた。

劇場公開後、アマゾンプライム配信や海外の日本語学校には字幕をつけ、無料チャリティー上映会も実施するという。公開予定は、現在調整中。