荘厳な舞「鈿女」奉納 鈴鹿・椿大神社で春季大祭 三重

【外拝殿で奉納される椿宮神事能「鈿女」=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)は11日、同神社で春季大祭を開き、能楽の京都金剛流宗家一門が椿宮神事能「鈿女(うずめ)」を神前に奉納した。併せて、コロナの終息も祈願した。

椿宮神事能「鈿女」は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の化身が同神社に現れたという内容の謡曲。拝殿で、宗家の金剛永謹師と龍謹師があでやかな装束に身を包み、門下らの奏でる笛や鼓、太鼓、謡に合わせて、荘厳な舞を演能した。

昭和48年、同宗家によって約300年ぶりに復曲されて以来、毎年、春季大祭恒例の神事能として奉納されている。関係者、参拝者ら約200人が繰り広げられる幽玄の世界に浸っていた。

大祭2日目の12日午前11時からは、別宮椿岸神社で京都若柳流の若柳吟菜師と吟粹師による創作舞踊「岩戸舞」が奉納される。