北勢から県の未来描く 四日市で三重大が「地域共創」イベント

【開会あいさつする伊藤学長=四日市市安島1丁目で】

三重大学(津市、伊藤正明学長)は29日、四日市市内のホテルでイベント「みえの未来図共創DAYin北勢」を開いた。同大学北勢サテライト開設3周年、生物資源学研究科100周年を記念しての開催。伊藤学長が開会あいさつで「地域共創大学を目指す三重大学」の今後の進め方について説明した。県商工会議所連合会の種橋潤治会長が来賓として出席した。

第1部は「北勢地域から描く、みえの未来図」と題し、北勢サテライト研究会を紹介。池浦良淳氏、服部明子氏らが講演した。

第2部は「環境農林水産フォーラムin北勢」と題し、生物資源学研究科の取り組みを紹介。同大学と連携協定を結ぶ太陽化学の大久保勉氏が「産官学連携がもたらしたもの」と題して講演したほか、立花義裕氏の研究会紹介、橋本篤氏の共同研究例紹介があった。

SDGs、地域の防災人材育成、BCP、学校教育、健康福祉システム開発、自作型スマート農業がキーワードのブースも展示。伊藤学長は「来月から始まる第4期中期目標・中期計画の活動の中心が地域共創。県内4サテライトの活動を通じ、難しい時代に県が元気になれるようにしていく」と強調した。

さらに「地域課題を大学の研究、地域の皆さんとの共同研究、学生らの活動で解決し、ともに成長発展していきたい。活動範囲を従前の県中南勢から北勢まで広げ、北勢地域の活性化にも貢献していきたい」と語った。

種橋会長は祝意を述べた上で「三重大学の新しい6年が始まることに県内の期待は大きい。石油化学産業が集積する四日市はカーボンニュートラルへの対応が重要となるので、引き続きご協力を」と話していた。