2件の詐欺、それぞれ懲役8月求刑 津の自治会問題

掲示板の設置と集会所の修繕工事を装って三重県津市から補助金をだまし取ったとして、2件の詐欺罪に問われた同市の塗装業増田宏和被告(39)の論告求刑公判が28日、津地裁(四宮知彦裁判長)であった。検察側は、2件の同罪でそれぞれ懲役8月を求刑。弁護側は2件とも無罪を主張し、結審した。判決は6月7日。

起訴状などによると、増田被告は元相生町自治会長男性(62)=懲役3年、執行猶予5年が確定=と共謀し、平成27年2月2日ごろから同月6日ごろ、自治会の集会所の修繕工事を約250万円で実施するという内容虚偽の見積書などを同市に提出し、補助金100万円を同自治会名義の口座に振り込ませたとされる。

また、元自治会長と共謀し、平成29年12月ごろから同月25日ごろ、掲示板の設置工事に約26万5千円かかったとする虚偽の領収書などを同市に提出し補助金13万円を同自治会名義の口座に振り込ませたとされる。

検察側は論告で、犯罪に利用される可能性があることを認識した上で、元自治会長に内容虚偽の見積書と領収書を交付したとして「被告人は重要な役割を果たした」と指摘した。

弁護側は「共謀しておらず故意もなかった」と無罪を主張した。