河原さん日本学生科学賞で総理大臣賞 入選の3人が伊勢市長訪問 三重

【日本学生科学賞で受賞した(右から)河原さん、中野さん、中西さん=伊勢市役所で】

【伊勢】中高生を対象とした国内最高峰の科学コンクール「第65回日本学生科学賞」で、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した伊勢市の三重県立伊勢高校2年河原永昌さん(17)と、入選3等となった皇學館高校3年中野優子さん(18)、城田中学3年中西晄基さん(15)の3人が24日、伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。

コンクールは昨年12月末、オンラインで審査が開かれた。

最高賞の河原さんの研究テーマは「卵を産まない寄生バチの雌が種を保存する!?」。トウモロコシなどの害虫であるガの一種「アワヨトウ」の幼虫と、その体に卵を産み付ける寄生バチの生態に興味を持ち、中学3年時から、近くの皇學館大学の生物学研究室で、担当教授から指導を受けて研究を進めてきた。寄生されない幼虫がいることに着目し、その要因を探るため、寄生バチの産卵を観察し、実験、検証を重ねて結論づけた。河原さんは「深夜近くまで研究したり、精いっぱい努力した。目指してきた賞なので、すごくうれしい。助言や協力をしてくれた方々に感謝しています」と話した。

河原さんは、5月に開催される世界最大の科学コンテストに、日本代表の一人として参加が決まっている。

入選3等の中野さんは、中学3年時に中学部門の最高賞を受賞した経験がある。今回は、砂浜の波打ち際などに生息するフジノハナガイの生態観察で入選となった。同じく入選の中西さんは、クモの体長と巣の大きさの関係性を中学1年から観察、調査してきた。

2人はそれぞれ、大学や高校に進学が決まっていて「進学先でも研究を続けたい」と声をそろえた。