最終案遅れる見通し 三重県の中期計画と長期計画 県議会に報告

【代表者会議で長期計画の策定時期を報告する服部副知事(右)ら=県議会議事堂で】

三重県は24日の県議会代表者会議で、策定中の長期計画「強じんな美し国ビジョンみえ」と中期計画「みえ元気プラン」について、完成の時期が予定より遅れるとの見通しを報告した。県は「多くの意見を聞き、よりよい計画を策定するため」と説明。6月にも最終案を策定する方針。

県は当初、両計画の最終案を4月にも完成させる予定だったが、2カ月ほど遅れる見通し。これにより、当初は今年の6月定例月会議を予定していた議案提出の時期も9月定例月会議にずれ込む。

戦略企画部は最終案の策定が予定より遅れる理由について「議会から受けた両計画の概要案に対する多くの意見を計画に反映させるため、しっかりと時間を取って議論する必要がある」としている。

また、両計画の概要案に対するパブリックコメント(意見公募)に加えて最終案でもパブコメも実施することが決まったことや、各分野の有識者会議から意見を聴取することも理由に上げている。

服部浩副知事は代表者会議で「多くの意見を反映させるためにぎりぎりの検討を進めてきたが、なんとか先延ばしをお願いしたい。いったん提示したスケジュールを変更することに理解いただきたい」と求めた。

中森博文議員(自民党、5期、名張市選出)は「最終案には数値目標が含まれるのか」と質問。服部副知事は「その前提で作業しているが、実際のところ具体的な中身まで議論が進んでいない」と返答した。

両計画は現行の「みえ県民力ビジョン」に代わるものとして、昨年9月に就任した一見勝之知事が策定を表明。県は昨年11月の県議会全員協議会で、両計画の最終案を今年4月に策定する方針を示していた。