彫刻家の五十嵐さん、作品寄贈 伊勢市観光文化会館開館50周年で 三重

【五十嵐さんの作品「クロスするメビウスの環」を代理で贈った次男の堅二さん(左)=伊勢市の市観光文化会館(シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢)で】

【伊勢】三重県伊勢市の市観光文化会館(シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢)の開館50周年に合わせ、彫刻家の五十嵐芳三さん(95)=東京都、新制作協会会員=の作品が22日、市に寄贈された。

寄贈作品は、立体造形「クロスするメビウスの環(わ)」。無限をテーマに、さまざまなものが複雑に循環する様を表わした。高さ67センチ、幅75センチで、2005年制作。FRP(繊維強化プラスチック)で造形し、銅粉でコーティングされている。

昭和46年の開館当初から、館内ホワイエロビーに五十嵐さんが手掛けた壁面彫刻が展示されている縁で、五十嵐さんから、節目を記念した作品寄贈の申し出があった。

同館で寄贈式があり、五十嵐さんの代理で次男の堅二さん(60)が、鈴木健一市長に作品を届けた。堅二さんは「父は、壁面の作品が50年間親しまれ続けていることに感激している。次の50年に向け、市民の皆さんの憩いの空間に作品が置かれることをうれしく思う」と話した。

寄贈作品は、ホワイエロビーに展示される。