こども食堂1年ぶり開催 伊勢の機械設備工事会社、テークアウト形式で 三重

【濱條さん(左)からちらしずしなどを受け取る来場者ら=伊勢市朝熊町のユキテクノで】

【伊勢】三重県伊勢市朝熊町の機械設備工事会社「ユキテクノ」で21日、伊勢こども食堂「キラキラ星」がテークアウト方式で開催された。

同市二見町光の街の住民を中心に有志らでつくるボランティア団体「健昌会」が主催。ユキテクノ代表で同会顧問の濱條幸久さんと妻の幸子さんの「孤食の子どものために家族のような食卓を囲める温かい場所をつくり、地域の絆を深めたい」という提案に会員らが賛同し、同社倉庫を改装して平成29年から活動を始めた。

同会員にプロの料理人がいることから、安全でおいしくバランスがとれた食事を子どもらに提供し、誰もが気軽に交流できる場所として地域に定着したが、新型コロナウイルスの影響で今までと同じような活動が難しくなったため、子どもらとつながり続ける方法として、昨年は初めてテークアウト方式で実施した。

本年度もコロナ禍で思うような活動ができず、食堂を開くのは一年ぶり。ホタテやイカ、イクラ、とびこなどが入ったちらしずしを会員らが丹精込めて作った。料金は18歳以下は無料、大人には寄付金を募った。

この日は、事前予約をした近隣の子どもや大人計約200人が次々に来場。検温や手指消毒をして密にならないように気を付けながら、ちらしずしと一緒に紅白の餅や活動に賛同する地元企業から提供されたお菓子などを受け取った。

前田昌和会長は「感染予防対策でテークアウト方式が安全だと分かれば回数を増やし、活動を続けていきたい」と話した。