熱湯しぶき浴び無病息災願う 射山神社で2年ぶり湯立て神事 三重・津

【参拝者に湯を振りかける宮口宮司(中右)=津市榊原町の射山神社で】

【津】熱湯を振りかけ無病息災を祈願する三重県津市榊原町の湯立て神事「御湯(みゆ)」が19日、同町の射山神社であった。コロナ禍で昨年中止したため2年ぶりに開催し、近郊の人や観光客ら約80人が訪れた。

湯の神を祭る同神社に江戸時代から伝わる神事で一度途絶えたが昭和30年代に復活。毎年2月に行われるが今年は県まん延防止等重点措置の解除を待ち約1カ月延期した。

拝殿で温泉の湯をはらう神事の後、宮口重明宮司(83)が境内中央の鉄鍋で湧き水の長命水と合わせ、護摩木や絵馬をくべた炎で煮立てた。

宮口宮司がクマザサを鉄鍋に浸して「無病息災、家内安全」と祈願しながら四方の参拝者に湯を振りかけると、皆こうべを垂れてしぶきを浴び、終了後は次々にクマザサを受け取った。

同町の島田道子さん(82)は「クマザサは1年間飾って健康に過ごせている。今年は神事があってよかった」と感想を話した。