少年時代に描いた漫画に焦点 伊勢の詩人・竹内浩三生誕100年で 三重・おかげ横丁

【竹内の漫画作品を伊勢和紙に印刷した展示=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】太平洋戦争で戦死した三重県伊勢市出身の詩人、竹内浩三(1921―45年)が少年時代に描いた漫画に焦点を当てた「竹内浩三まんがのよろづや展」が19日、伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁大黒ホールで始まった。27日まで。

竹内生誕100年に合わせ、市内の出版社「伊勢文化舎」が横丁を運営する伊勢福の共催で、春休みの子どもらに楽しんでもらおうと企画した。

代表作「骨のうたう」などの詩で知られる竹内だが、小学生のころから漫画を描くこと好きで、漫画家を夢見ていたという。旧宇治山田中学時代は、級友と漫画の同人誌を発行したり、個人雑誌をつくり、後に自身で1冊にまとめ製本した「竹内浩三作品集」を作成した。

【竹内の漫画パネルと記念撮影できるコーナー=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

会場には、竹内が旧山中時代に描いた漫画を紹介するパネルなど約80点を展示。四コマ漫画や風刺画、著名人の似顔絵など、多彩な作品に触れることができる。漫画を伊勢和紙に印刷した展示やクイズ、竹内のパネルと記念撮影できるコーナーもある。デジタル化した竹内浩三作品集もタブレット端末で閲覧できる。

企画した伊勢文化舎の中村賢一代表は「子どもたちに竹内の漫画の世界を楽しんでもらいたい。漫画は竹内の創作の原点といえる。漫画をきっかけに竹内を知ってほしい」と話していた。