災害時も窓口サービス継続 度会町と南伊勢町 が協定 三重

【協定を締結した上村南伊勢町長(右から2人目)と中村度会町長(同3人目)=度会町役場で】

【度会郡】三重県度会町と南伊勢町は15日、南海トラフ巨大地震などの災害発生時に両町がお互いに援助協力する協定を結んだ。度会町役場で調印式があり、両町や県の関係者らが出席。中村忠彦度会町長と上村久仁南伊勢町長が協定書を交わした。

隣接する両町は平成23年度に、災害応急対策用物資の供給援助や職員および消防団員の派遣などを盛り込んだ同協定を締結。山間部に位置する度会町は土砂災害や水害、町内のほとんどの地域が海に面する南伊勢町は南海トラフ地震による津波の被害が想定されることから、今回新たな項目を追加し、防災・減災対策の充実強化を図った。

「業務窓口の提供」では、有事の際に被害の少ない庁舎に窓口を開設し、両町が共通で使用している住民総合システムを利用することで、被災者支援に必要となる罹災(りさい)証明書や住民票の発行といった窓口サービスの継続が可能となる。担当者によると県内でも初めての取り組みという。他にも「パソコンやプリンターなど事務機器の提供」も追加。両町が連携した防災訓練も計画している。

中村度会町長は「平成23年の協定締結後、共に防災・減災対策を進めてきたが、このたび協定の内容を充実させたことでさらなる連携の強化が期待できる」、上村南伊勢町長は「相互応援の仕組みがより充実し、具体化されていくことは町や町民にとっても大変ありがたい」と話した。