一志精工電機と契約、1億円融資 三十三銀行、持続可能な社会へ貢献 三重

【四日市】三十三銀行は11日、金属プレス加工用の金型設計・製作などを手掛ける「一志精工電機」(三重県津市久居野村町、北角真一社長)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」契約を締結し、運転資金1億円を融資した。持続可能な社会の実現に貢献する狙い。

ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が「社会・経済・環境」のいずれかに与える影響を包括的に分析・特定し、良い影響が期待できる活動と良くない影響を低減する活動を支援する。同行は、一志精工電機のSDGs達成への貢献度合いを評価指標とし、情報開示を受けながら過程を定期的にモニタリングする。

一志精工電機は、建物の電気配線部品や自動車用の金属部品・EV部品用の金型を主に取り扱い、病院や屋外施設などで使用される金属製のコンセントやスイッチカバーは国内シェア7―8割に及ぶ。事業プロセスを100%内製化しており、安定した品質で納期短縮・コスト低減を実現し、パナソニックグループなどを納品先に持つ。

同社は、2027年までに売上高に対するEV向けプレス加工部品の割合を5%、金型の割合を10%まで向上▽2024年までに時短勤務制度を就業規則で明確化▽2027年までに有給休暇取得率を70%に向上―などに取り組み、同行は評価指標の測定を行う。