「南伊勢の民話」に続編 町職員ら収集、冊子制作 HPでも公開 三重

【「南伊勢の民話」の続編の冊子を紹介する(後列右から)中村さん、山本さん、(前列右から)植村さん、服部さん=南伊勢町役場南島庁舎で】

【度会郡】三重県南伊勢町はこのほど、町内各地の民話を集めて昨年発行した冊子「南伊勢の民話」の続編を制作し、町教委事務局と愛洲の館で販売を始めた。A4判102ページで1冊500円(税込み)。送料別で郵送も可能。町ホームページでも無料で公開している。

南伊勢の民話は、「この地域に親しんでもらうきっかけになれば」と、町教委の中村一裕さん(30)が中心となって制作。同町の合併前の昭和60年に編さんされた2つの旧町の町史「南島町史」と「南勢町誌」に掲載されていた民話を再録し、水産農林課の植村泰士さん(29)が挿絵、上下水道課の服部一孝さん(30)が題字を担当した。

昨年発行した300部が完売するほど反響があったことや、前回は南島地区の民話が少なかったことを受け、続編の制作を企画。昨年9月頃から、町教委の山本瑞記さん(32)と中村さんが民話に詳しい人を訪ねて聞き書きした内容と民俗資料などを参考にし、かさらぎ池の龍伝説や海からあがった観音さまの話、郷土に貢献した偉人の紹介など84話を掲載した。

今回も植村さんが民話をイメージして52個の挿絵を描き、服部さんがみずみずしく力強い書体で題字を書き上げた。本文も文字を大きく、ルビ(ふりがな)を多めにし、幅広い年代の人が読みやすいように配慮したという。

4人は「町の魅力の一つとしてこの冊子を使ってもらいたい。南伊勢町に興味を持ってもらうきっかけになれば」などと話した。

問い合わせは同事務局=電話0596(77)0002=へ。