「いろいろなことに挑戦を」 鈴鹿の中学で東京パラ車いすバスケの秋田選手講演 三重

【秋田選手(右)と一緒に車いすバスケットボールに挑戦する代表生徒ら=鈴鹿市東玉垣町の市立千代崎中学校で】

【鈴鹿】東京パラリンピックに車いすバスケットボール男子日本代表で出場し、銀メダルを獲得した秋田啓選手(32)=岐阜SHINE所属=が11日、三重県鈴鹿市東玉垣町の市立千代崎中学校(山田洋一校長)で車いすバスケットボールの体験や講演をし、1―2年生約360人を前に「興味を持ったいろいろなことにチャレンジしてほしい」と呼び掛けた。

秋田選手は岐阜県垂井町出身。18歳の時の事故が原因で車いす生活を送る。

現在、あいおいニッセイ同和損害保険に勤務しており、市と同社が締結する包括連携協定の一環の取り組みとして、「子どもたちが共生社会について考えるきっかけにつながれば」と体験会を実施した。

体験会では1年生12人、2年生10人の各クラス代表生徒が競技用車いすに乗り、各学年の代表生徒と秋田選手で対戦し、競技を楽しんだ。

また、秋田選手が持参した銀メダルを生徒全員に回し、一人ずつ手に取ったり首に掛けたりして本物の重さや感触などを体感した。

秋田選手は生徒からの質問に答え、今後の目標について「次のパラリンピック、その次のパラリンピックでも日本代表で続けられたら」と話した。

最後に「どんな簡単なことでも一歩を踏み出さなければできない。自分も車いすバスケを始めたことで日本代表など想像もしていなかったところにたどり着いた。やってみることで何かにつながることもある」と、挑戦することの大切さを語った。

車いすバスケットボールを体験した2年の原田清司郎君(14)は「面白かった。(秋田選手の)動きのレベルの違いがすごかった。貴重な銀メダルに触れることができて光栄」と話した。