中2男女がアプリで子育て 松阪、村上しいこさん「タブレット・チルドレン」出版 三重

【村上しいこさんの「タブレット・チルドレン」】

【松阪】三重県松阪市市場庄町の作家村上しいこさんはこのほど、小説「タブレット・チルドレン」を児童書専門「さ・え・ら書房」(東京都新宿区)から出版した。校外学習として子育てアプリが試験導入され、主人公の中2女子生徒が口の悪い小6女子を育てる物語。219ページ、税別1400円。

男女2人1組になり、「子どもと交流するたびに、その内容に合わせて、ポイントがつくみたい」という仕組みで子育てに励む。タブレット上の子どもから「家出するぞ」「漫画家目指すのもいいけど、たとえお父さんと別れても、生活できるように、地道に働いた方がいいよ」などと言われるが、「それでも許せる気がします」という境地に自身が成長。親子の愛情をユーモアを交えて描く。

村上さんは「うたうとは小さないのちひろいあげ」で野間児童文芸賞を受賞。松阪市ブランド大使を務める。NPO「子どもの自立を支援する会・くれよん」顧問。