新年度から教科を追加、夜間中学の体験教室、三重県教育長会見

木平芳定三重県教育長は11日の定例記者会見で、中学で十分な教育が受けられなかった人たちが通う「夜間中学」の体験教室「まなみえ」について、新年度は教科や期間を増やして実施すると発表した。

県教委によると、本年度の体験教室は昨年10月から12月まで実施。10―50代の8人が参加し、教員経験者が国語と数学を教えた。参加者からは「勉強の第一歩を踏み出せた」との声が寄せられたという。

新年度は4―7月の一学期と9―10月の2学期に分けて実施。週2回から週3回に増やし、英語、社会、理科、実技を加える。県総合教育センター(津市大谷町)と県立北星高(四日市市茂福)で実施する。

木平教育長は会見で「新年度の体験教室は、より中学校に近い形で実施することにした。中学で十分に学べなかった人や基礎的な学習を希望する外国籍の方々は、ぜひ参加してもらいたい」と述べた。

また、木平教育長は将来的な夜間中学の設置について「これまでの調査や体験教室でのアンケートなどを通じてニーズや課題を把握した上で検討したい」と述べ、10月にも設置の可否を判断する考えを示した。

体験教室は、高卒者を除く15歳以上の県内在住者が対象。授業料は無料。一学期への参加は4月12日までに申し込む。問い合わせは県教委事務局小中学校教育課=電話059(224)2963=へ。