特産かぶせ茶初摘み 四日市・水沢のハウス

【新茶を手摘みする地元女性ら=四日市市水沢町の安田製茶で】

【四日市】東海3県の茶生産地に先駆け、三重県四日市市水沢町の安田製茶(安田長功代表)は10日、ビニールハウス内で育てた特産かぶせ茶の初摘みをした。

そろいの紺がすりに姉(あね)さんかぶり姿の地元農家女性ら8人が、新芽の先端部分を丁寧に摘み取った。収穫した20キロほどの新茶葉は市茶業振興センターで製茶後、伊勢神宮や地元の足見田神社に奉納するほか、市長や関係者らに贈る予定。

水沢特産のかぶせ茶は、黒い遮光ネット(寒冷紗)をかぶせて日光を避けることで甘みが増し、渋みの少ないまろやかな味に仕上がる。

2月の寒さで例年に比べて芽吹きがやや遅れ、緩やかに成長したおかげで、味がより濃くなっているという。

安田代表(56)は「コロナ禍で自宅時間が多い中、急須で入れたお茶を飲む人が増えているようです。かぶせ茶本来の甘みと深い味わいを楽しんでいただきたい」と話していた。