シアタールームや展示スペース刷新 伊勢志摩国立公園横山ビジターセンター工事完成 三重

【伊勢志摩の映像を立体的に楽しむことができるシアタールーム=志摩市の横山ビジターセンターで】

【志摩】インバウンドなど海外への情報発信強化に向けて昨年9月から展示施設の改修を進めていた三重県志摩市阿児町鵜方の伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターの工事が完了し、9日、関係者に向けた内覧会が開かれた。12日から一般供用開始される。

同施設は環境省中部地方環境事務所が管轄し、伊勢志摩国立公園の自然や利用に関する情報などを提供する施設として平成11年4月に開館。県や管内の市町などで構成する伊勢志摩国立公園自然ふれあい推進協議会(会長・橋爪政吉市長)が運営し、海外への発信強化に向け、約2億円かけて内装を一新させた。

新たに設置されたシアタールームでは、高さ2.9メートル、幅5.6メートルの大型スクリーンに床面を合わせた四方向から立体的な映像を楽しむことができる。

センサーを利用して画面上のアイコンに触れることで、干潟や海中など公園内に生息する約80種類の動植物の情報をその場に表示できる体験型の映像や、ドローンを使って空撮した英虞湾のリアス式海岸など4種類の風景映像を用意。「驚き」を意味する伊勢志摩の方言を使って「おとしゃい伊勢志摩」と名付けた。

このほか、公園内の祭事や自然を一覧できる高さ2.9メートル、幅5メートルの大判イラストや、海女文化や真珠養殖、神宮林などを質問形式で学ぶことができる展示スペースなどを新設した。

同協議会の伊藤芳正事務局長(63)は「これまで以上にビジュアル的に体験してもらえる施設となった。伝わりやすく解説できるよう頑張って魅力を発信していきたい」と話していた。