「塩釉焼」の小鉢や八寸皿 長野の陶芸家・西川さん個展

【塩釉焼で制作された優しい色合いの作品=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、長野県信州新町信級の陶芸家、西川心一朗さん(23)の個展が開かれている。27日まで。水曜日は休み。

西川さんは中学校を卒業後、三重県の陶房に弟子入りし、修業を終えた平成27年に長野市の限界集落信級へ。自作の穴窯「風神窯」を使い、作品制作に取り組んでいる。

窯の温度が1200度に達した時に塩を投げ込み、独特の光沢ある色を出す技法「塩釉焼」に独学で挑戦。塩が無釉のまま器に含まれるケイ素と結びつくことで表面にガラスを作り、その量や温度、還元具合などの条件によって透明や灰色、青、緑、金とさまざまな表情に焼き上がるという。

同展には、小鉢や八寸皿、コーヒーカップ、湯飲み、箸置きなどシンプルで優しい色合いの器約220点を展示、販売。購入者からも「軽くて使いやすい」と好評を得ている。

同かふぇのオーナー、高野葉さんは「厳しい環境の中で自分の思いを表現する器を頑張って作り続けてほしい」と話した。