宣長の生涯、和歌でたどる 松阪の記念館が企画展 三重

【「本居宣長44歳自画自賛像」(本居宣長記念館提供)】

【松阪】三重県松阪市殿町の本居宣長記念館は8日から、春の企画展「和歌を楽しむ」を始める。生涯に1万首を超える歌を詠んだ宣長の生涯を歌を切り口にたどる。会期は6月5日まで。

国重要文化財37点を含む80種90点を出品する。

歌の起源や本質を問答体で記した「排蘆小船(あしわけおぶね)」は、けい線の1行に文章2行を詰め込むとともに、分かりやすく欄外に見出しを書き、性格が出ている。

宣長が書き継いだメモ「松の落葉」には、歌は「道を歩きながら考えると、距離の長さを感じることもなく、時間を無駄にすることがなくてよい」と書いている。

「本居宣長44歳自画自賛像」は花瓶に生けた山桜を見ながら、机上には歌を書く短冊や懐紙があり、「どんなに珍しい花よりも、どれだけ見ていても飽きないのは桜だなあ」の歌を添えている。

展示説明会は3月19日、4月16日、5月21日のいずれも午前11時から。

入館料は大人400円、大学生300円、小学4年生―高校生200円。月曜休館。