広域避難拠点に8カ所 津市計画、車活用も 三重

【定例記者会見で広域避難計画を発表する前葉市長=市役所で】

三重県津市の前葉泰幸市長は7日の定例記者会見で、南海トラフを震源とする地震を対象とした広域避難計画を発表した。避難場所の確保や自動車による避難場所を新たに策定し、広域の避難体制や運用方法を定めた。県内の市で同計画を策定したのは初めて。

計画では沿岸部に住む8万7千人が高台などに一時避難し、帰宅が困難になった場合の避難所への移送方法などを定めた。

広域避難の第一施設を拠点施設として位置づけ、県総合文化センターなど8カ所を設けた。第1施設で避難者を収容しきれない場合、公用バスで第2(43カ所)、第3(73カ所)施設への移送を実施する。

また、自動車で避難できる場所として、市産業・スポーツセンターと久居中央スポーツ公園駐車場を自動車避難施設とした。さらに民間の27施設を協力施設として新たに設けた。協力施設は市の要請を受け開放される。これらの避難所を通じて、10万7500人の避難者の収容を予定している。

前葉市長は「広域避難計画を整えたので、市民の皆さんは安心して避難していただいて、私どものバスがさらに西の避難所へお送りすることを約束する」と述べた。