元人権担当理事に有罪判決 三重・津地裁、津市から補助金詐取

三重県津市相生町自治会内に防犯灯を設置したと偽り、市から補助金をだましとったとして、詐欺の罪に問われた元市人権担当理事の松下哲也被告(67)の判決公判が4日、津地裁であり、四宮知彦裁判長は懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)の判決を言い渡した。

四宮裁判長は判決理由で、虚偽の写真を自ら用意し市に提出しており、必要不可欠な役割を果たしていると指摘。「主犯格の意向に沿う形で犯行に関与した面はあるものの、保身を優先して犯行に及んだ」と非難した。

一方、前科前歴がないことから直ちに実刑にすべき事案とはいえないとして、執行猶予付きの判決とした。

判決によると、松下被告は元同町自治会長男性(61)=同罪で懲役3年、執行猶予5年が確定=らと共謀し、同町自治会に防犯灯などが設置されたように装った虚偽の写真などを市に提出し、平成28年6月、同町自治会会計名義の口座に補助金52万円を振り込ませた。