景気「見通しに不安の声」 鈴鹿商議所が令和3年下期中小動向調査 三重

【鈴鹿】三重県の鈴鹿商工会議所中小企業相談所はこのほど、令和3年下期(7―12月)の景気動向調査について「現状DI値は3期連続改善を示すも、今後も見通しに不安の声」とする結果をまとめた。

調査は市内の会員企業1100社を対象に実施。310社から回答があり、回答率は28・2%。

景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた現状の景気を示すDI値は前期調査(1―6月)より12・5ポイント改善し、マイナス40・3ポイントとなった。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた令和2年の調査以降、3期連続でDI値が改善した。今後の景気見通しを示すDI値も前期より8・9ポイントの改善を示す。

業種別では飲食業の現状DI値がマイナス84・2ポイントで、前期のマイナス91・5ポイントから多少改善したものの、依然として低い。次いで、小売業の65・9ポイント(前期マイナス59・7ポイント)、卸売業のマイナス45・5ポイント(前期マイナス71・5ポイント)がワースト上位を占める。

業界全体の現状DI値はマイナス40・3ポイントで、前期より12・5ポイントの改善を示した。

一方、今後の見通しについてのDI値はマイナス43・5ポイントで、現状DI値マイナス40・3ポイントより、3・2ポイント悪化を示した。将来を不安視する事業者の声もあったという。

同所は調査結果を基に「新型コロナウイルス感染症の影響で業績の予測が難しい。さらに第6波と言われる状況に突入していることから、業況の悪化が懸念される」と分析した。